有限会社Lusie(real local神戸・神戸R不動産・EAT LOCAL KOBE FARMSTAND運営)では、神戸市北区の農村に新たな拠点づくりを行うエントリーレベルのスタッフを募集します(はじめにお断りしておきますが、神戸市の「地域おこし協力隊制度」を利用した募集となりますので、首都圏に現在住所がある方のみ応募が可能です)。
※募集は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
今回募集するのは、現代の暮らしに「農」を取り戻すために種を撒き育てる人とも言える。 当社では、神戸を中心としたエリアディベロプメント事業として、FARMERS MARKETやFARMSTANDなどのリアルスペースの運営や様々なイベントやワークショップの運営、神戸R不動産やEAT LOCAL KOBE, REAL LOCALなどのウェブサイト運営を通じて、「都市」と「農村」が30分の距離に近隣する神戸ならではの「農地と都市を近づける」活動を行ってきました。この度、神戸市北区の上淡河地区に新たな拠点を設け、より深く「農」を中心とした暮らしを体感できる場所づくりを行い、当地に新規就農者・農村居住者を増やすための活動を微力ながら始めます。今回の取り組みは、僕たち自身が農地に入り、一歩踏み込んだエリアディベロップメントへの挑戦です。僕たちの想いに共感していただける人、腰掛けでなく「農」と深く関わりながら今後暮らしていきたいと考えている人からの応募をお待ちしています。都市と農村が隣接する神戸だからできる、いままでとは違った農との関わり方があるはずだと考え、僕たちはその可能性を感じ活動していきます。
農村に住み、農村と都市の両方で働いてもらいます。
今回募集する人に求める役割は、我々の活動エリア内外で着実に「農村」での拠点づくりの準備を行い、それを「都市側」とつなげることです。当面、具体的には以下の二つの仕事を行って頂きます。
・新拠点(神戸市北区淡河町上淡河地区)の開設準備と運営(ワークショップの事務局、DIY工事、備品の手配、管理運営)、こちらの拠点で開催を行っていく予定の農業スクールやイベントの運営事務局。
・神戸市中心部のひとつ北野地区にある神戸産野菜の販売拠点FARMSTANDでの仕事(ホール/集荷作業/キッチンなど全般)
農村で仕事をつくるには、まずは農村で信頼を得ることが大切だと思っています。加えて、ただ農村でのコネクションだけでなく、街の事業者さん、そしてお客さんや仲間たちと関わり合い、神戸の「農村と都市の顔の見える距離感」を肌で感じ取り、その関係をつなぎ育てる存在になることで、きっちりと仕事として成立させられると考えています。
週のうち2日は農村にある新拠点での仕事、ほかの2日は都市側にあるFARMSTANDに通勤しての仕事、残りの週3日は個人の自由ですが、基本的には地域にとけこむような活動をしてもらえればと思っています(仕事の進め方については相談しながら進めていければ)。「地域おこし協力隊」としての雇用期間は2年半弱の予定です。その制度での仕事が終わってからも神戸に根ざして生きていくためには、残りの時間の使い方はとても重要だと思います。自分がどう暮らしていきたいかを考え、そのための種まきに使ってもらえると嬉しいです。(住まいは農村の新拠点内を予定)
活動するエリアと求める人物像
活動する上淡河地区は農業が中心産業の集落で、神戸市の中心部から30分強の距離にあります。農業者の後継者不足から、過疎が深刻化しているエリアです。我々はこの地に新たな可能性を感じ、新しい拠点を設けることにしました。ここで神戸らしい農との関わり方や農的暮らしを、僕たちらしくコツコツと、淡々と、辛抱強く、ちから強く、たくさんの笑顔と共に作っていきたいからです。多少の苦労はありそうだけど、この場所やプロジェクトに魅力を感じ、挑戦したい!と思ってくれる人からのご連絡をお待ちしています。
神戸市北区淡河町の風景。素晴らしい田園風景が残り、色んな可能性を感じる。 新しい拠点は、まわりが田んぼに囲まれた典型的な農村の古民家。 求める人物像
・社会人になってそれほど時間が経過していない第二新卒レベル(といっても第二新卒に限定するわけではありませんので、ご自身で判断せずご応募してみてください。)
・力仕事や簡単な大工仕事、運搬の仕事などが可能。
・事務局としてのコミュニケーション能力の高い方。
・分野横断的に働くことに興味がある。
・営利と非営利の間をバランスよく活動できる。
・明るくポジティブで、お年寄りや子どもと関わることが苦手ではない。
・猫や犬のアレルギーがない。
・運転免許がある。
・自転車が好き。
・農的な暮らしを実践できる逞しさがある。
・神戸の農村地域に根ざし、農と関わりを強く持って定住していきたい。
会社で行っている事業の紹介
今回募集するポジションは、様々なプロジェクトと関わっていくことになります。ここからは、それぞれについて簡単に紹介します。
FARMSTAND
2018年3月にオープンした、地産地消グロサリーショップ&カフェ。ファーマーズマーケットのリアルショップで、農家さんと街で暮らすフリーランサーや主婦・学生が一緒に働いている。
FARMSTANDは若手の農家(右)と都市住人(左)が一緒に働いている。 FARMSTANDでは食品ロスを減らすための工夫をスタッフ全員で考えている。写真はクズ野菜でつくるベジブロス(出汁)。 FARMSTANDに関わる人たち(2018年3月)。FARMSTANDは農家をはじめ、多種多様なフリーランサーをはじめ地域の主婦・学生で運営している。右2番目が代表小泉寛明(筆者)。
EAT LOCAL KOBE FARMERS MARKET
神戸の中心街・三宮でほぼ毎週開催している、ファーマーズマーケット。神戸の農漁業と地産地消の振興を目的に、2015年よりスタート。
三宮駅からほど近い公園「東遊園地」の木の下で年間約40回開催している。
神戸R不動産・real local
神戸R不動産は2011年より運営している古くても趣のある不動産を紹介する仲介サイト。神戸に移住者を増やす活動もおこなっていて、今回の募集も衰退する農村に移住者を増やす活動の一環。R不動産の活動と連動して動くこともありえる。real local神戸で、農村の記事をライティングすることもミッションのひとつとなる。
神戸R不動産で取り扱うのは、一般的な不動産基準では価値が測れない物件が多い。そういった物件を掘り起こし、街をおもしろくするのを生業にしている。 FARMSTAND、FARMERS MARKET、神戸R不動産の活動は、書籍『ローカルエコノミーのつくり方』に詳細されています。その他、神戸の農家・茅葺職人・アーティストなどの記事が紹介されています。我々の活動の原点はこの本に書かれている「顔のみえる経済」づくりです。参考に読んでみてください。
連携するプロジェクトは様々ですが、今回募集するのはあくまでも「神戸で『農』と生きていく人」です。「農家になりたい」と本気で考えているくらい、農業に未来を感じている人が望ましいと考えています。本気の人、ぜひご応募ください。
※ 地域おこし協力隊としての募集のため、首都圏在住の方が対象となります。
※ ご応募は、下記募集詳細をご確認のうえ、ページ下方の「お問い合わせフォーム」からどうぞ。
※募集は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
社名/屋号:有限会社Lusie
募集職種:農業スクール運営・FARMSTANDスタッフ
雇用/契約形態:地域おこし協力隊
給与/報酬:月給20万円
待遇:週4日勤務、法定福利、住居提供
仕事内容:
農業スクール運営、神戸市中央区北野のグロサリーショップ&カフェFARMSTANDでのキッチン補助・ホール・集荷作業など全般。それぞれ週2日ずつ。(淡河町の拠点に居住していただきます)
勤務地:
・神戸市北区淡河町野瀬
・FARMSTAND(神戸市中央区山本通1-7-15 1F)
選考プロセス:
下記内容を、このページ下方の「お問い合わせフォーム」よりお送りください。その後の選考については各自メールにてご連絡します。(メール審査を通過した方にのみご連絡させていただきます)
・プロフィール(書式自由)
・応募動機(書式自由)
・得意なこと
・不得意なこと
お申し込みフォームはこちら
※お問い合わせ欄に「『農村新拠点の立ち上げメンバー募集」とご記入ください。
[選考ステップ]
・上記メール審査の上、履歴書や志望動機をお送り頂くことになります。
・書類審査通過の方はネット面談。
・その後、最終面談(9月末に東京にいく予定があります)
備考:
地域おこし協力隊としての募集のため、首都圏の方が対象となります。あらかじめご了承ください。