芦屋の石造り団地でプロダクトメイカーの拠点が本格スタート!そして旧宮塚町住宅を拠点に街の中でアーバンファーミングを広める活動を始めます。
昨年の12月から神戸R不動産で募集を開始した旧宮塚住宅の区画。いよいよすべての区画の入居が終了し、グランドオープンします。イラスト=森温 芦屋市営住宅として長年活躍した旧宮塚町住宅。石造2階建というその美しい姿を残すためリノベーション工事が行われ、この冬アトリエを中心としたテナントが入居する施設としてグランドオープンを迎えます。そして旧宮塚町住宅北側の敷地では、今後、農園と庭を中心とした“半公共空間づくり”を行っていきます。このプロジェクトがスタートするのに先立ち、地域の皆さまへのお披露目と今後の活動紹介、そして交流を兼ねて、「CITY FARM MARKET | 旧宮塚町住宅」を開催致します。
このたび旧宮塚住宅に入居するプロダクトメイカーのテナント、以下のとおり。
galanterie club(オーダースーツ工房)、grow-grow(家具製作・修理)、yoshida pottery(陶芸工房) 。すでに夏頃から入居しているカバン製造の「AMEERIEGA TORIBITATTA」、革靴製造の「ツムジ靴店」、ガラス工房「火の果ぐらす」、施設の入り口1階には、関西の紅茶専門店としては老舗で知られる「ムジカティー」を含めると全部で7テナントになります。
入居した方々の多く手仕事の工房として運営されており、こだわりと想いを持って日々活動されています。今回のキックオフイベントでは入居者と会話するだけでなく、作業の様子を見学したり、ワークショップに参加することもできます。ここが地域の暮らしに根付いた場所のひとつになれるよう、訪れてくださる方々とも良い関係を築いていきたいと考えている人たちばかりですので、お気軽にどうぞ。
この日をきっかけに、旧宮塚住宅にも地域との交流が芽生え、それが春の完成を目指すファームやガーデンにも広がっていくことを願った、キックオフ・イベント。イベントの一環としてマーケットも開催します。マーケットの出店者もこだわりや想いを持って活動する人たちばかりで、芦屋・神戸・西宮など近郊から参加します。小さいがこだわりのある石造りの団地と、その庭となる部分で集う人たちが交流することで耕していけますように。そして地域にゆっくりと馴染んでいくことができますように。芦屋暮らしのひとつの日常風景になれますように。そのきっかけをつくるイベントです。12月最初の土曜日、どんな人たちとお目にかかれるか、楽しみにしています。
石造り団地にはものづくりの職人のアトリエが入居。こちらはカバン工房のAMEERIEGA TORIBITATTA。 道路からの風景。石造りの2階建の団地が可愛らしい。 当日は石造り団地の北側の敷地でCITY FARM MARKETが開催! ものをつくり育てることの可能性
都市部で様々な屋外マーケットが開かれ、クラフトマンがつくるモノや健康的な食材に、かつてない注目が注がれています。顔の見える作り手からものを買う、そうしたムーブメントが広がり続けています。そして自分で作ることに興味を深めている人もあわせて増えています。「CITY FARM | 旧宮塚町住宅」では、都市に住む人たちがクラフトや食の作り手に直で出会うことができ、“どのような形で我々の生活はできているのか”を、リアルに体感してもらえる場所をつくっていければと思っています。
建物内の工房に加え、北側の敷地には、アーバンファーミング用の農園スペースが生まれます。今後春先の完成に向けて農園とガーデンを手作りする作業を行っていきます。オープン後には、都市の人が農体験をできる場となるよう農園になる予定で、そこでは農家によるスクールも行われる予定です。今後、この農園部分の具体的な活動内容や利用者募集については、神戸R不動産のコラムページでお知らせしていきます!
北側の敷地には農園とガーデンを作っていく予定です。(駐車場や農園、ガーデンの形は変更になる場合もあります。) 芦屋を耕そう!CITY FARM MARKET
日時:2019年12月7日(土)11時~16時
住所:芦屋市宮塚町12-24
主催:CITY FARM MARKET旧宮塚町住宅実行委員会/神戸R不動産
出店者:
農家:Naturalism Farm and BIO creators、ふぁーむ&がーでん ヒフミ、ヘルシーファーム、やむさい、NIU farm、北坂養鶏場
植物や花:庭計、Alley、natu cafe
食物販:BAKER、ふきのとう、organic bottle food QUIN、原商店、
食べ物:AMASORA、スパイスカレーボマィエ、Kica
飲み物:RIO COFFEE、ゆげ焙煎所、FARMSTAND