2021.4.17 |
Rトピックス HOUSE for LOCAL工務店とつくる「これから100年続く家」原さわこ(神戸R不動産) 兵庫・大阪で活動する工務店6社と協同している社会活動「HOUSE for LOCAL -風土と暮らす木の家-」。活動を通じて、これまで古い建物ばかりに目を輝かせていた神戸R不動産メンバーが「新築もいいかも!」と思わず心を動かされつつあります。そんなHOUSE for LOCAL工務店の家づくりについて、少しご紹介させてください。 これまで100年続いた家か、これから100年続く家か 神戸R不動産では築年数が古くて趣のある中古物件ばかりをご紹介してきました。私自身、その街にずっと変わらずあるような建物が好きで、神戸R不動産に入り中古物件を探す日々です。そんなわけで正直これまで「新築」にはほとんど興味がありませんでした。 HOUSE for LOCAL工務店が目指すのは、100年以上住み継げる家づくり。一方で私たち神戸R不動産が取り組んできたのは、これまで100年続いてきた家を残すことと言えます。両極のように思えますが、「永く愛せる家」での暮らしを提唱しているという意味では、実はとても近い価値観なのではと思うようになりました。実際、神戸R不動産で古い建物を探していただいているお客様と、HOUSE for LOCAL工務店で家を建てられたお客様、みなさん家に対する考え方や好みに共通項が多いなという印象があります。 永く住み継げる家づくりとは あらゆるモノと同様に家も、簡単に、早く手に入れ、30年で壊してまた建て替えるという消費的なサイクルが一般化した現代。そのような家のあり方に警鐘を鳴らすように、HOUSE for LOCAL工務店では何世代もかけて住み継ぎ、育てていくことを前提にした家づくりをしています。 次に、自然の力を上手に取り入れて、その土地の風土に寄り添った設備・性能を実現すること。太陽の光と熱や風、雨や木々といった豊かな自然エネルギーを最大限活用するパッシブデザインによって、低燃費で快適な家づくりを基準としています。そのためには地域の特性や風土を理解していることが重要。地域工務店だからこそできる、自然との関わり方です。 ただ家を建てて終わりではなく、建ててからも安心して暮らしてもらえるように、定期的にメンテナンスをしながら家を育てていくことも不可欠です。地域の家守役として、「何かあればいつでも呼んでください」というのが、HOUSE for LOCAL工務店の基本スタンス。新築から何十年と経っても、建てた時の職人が弟子を連れて修理に来る。身近に頼れる存在がずっといるということに、地元の工務店で家を建てる魅力が詰まっているのではないかと思います。 大切なのは、地域の風土や街並み 皆さんの中には、私たちが普段ご紹介しているような歴史ある建物だからこその佇まいに惹かれるんだという方も多いはず。そんな方に「新築でもこんなに趣のある家を建てられるんだ!」という事例としてご紹介したいお宅があります。 こんなにも味わい深い佇まいでありながら、2015年新築だというので驚きです。まるで何十年も建っていたかのような趣きを持ちながら、性能・設備は新しい技術で。そんないいとこ取りも叶えられるんだなと知るきっかけとなった家でした。 「買う」のではなく「建てる」。そして「育てていく」。そんなHOUSE for LOCALの家づくりに共感していただけた方は、工務店と一から建てる家も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。 |
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