唐突ですが「久しぶりのロサンゼルスで感じたこと」小泉寛明(神戸R不動産/Lusie Inc.) ![]() (左)友人宅の屋上より。その昔は危険で入れなかったようなエリアが様変わり。(右)独立系のコーヒーショップでなごむ人が一杯。 少し前、久しぶりにアメリカ西海岸に行く用事がありました。学生〜社会人にかけてロサンゼルス付近に通算4年ほど住んでいました。永住しようかなと思っていましたが1回目の結婚がうまく行かず。日本に帰ってきてからはちょっとした用事でアメリカに入国することはあったのですが、ちゃんと行ったのは約10年ぶり。行く前はあまり期待していませんでしたが、結果的にその変化にいくつも驚いたことがあったので綴ってみることにしました。 ![]() (左)元おもちゃ工場がコンバージョンされた分譲マンション。コンクリートの外壁や躯体が再利用された。(右)今度は赤煉瓦の倉庫をコンバージョンして分譲マンションになる予定らしい。 そしてもう一つ驚いたのは、当り前のようにテレワーク(在宅勤務)が進展しているということ。ある友人の奥さんは、職場に通勤するのが週3回程度で、あと週2日は家で仕事しているとのことでした。一般的なオフィスワーカーなのですが、スカイプやテレビ会議システムを利用することで、十分に事足りているらしく、子育てを考えるとその方が生活しやすいし、会社側も通勤費の負担や従業員の満足度を考えると、テレワークを推進する方が賢明という事のようです。 そして街の中を見渡してみると、昔に比べると物販店が減ってきているように感じました。インターネット販売がより進化し、街の物販店のパイを食っていっているのでしょうか。その代わりに勢いを感じたのは、飲食店やコーヒーショップ。少し景気が盛り返して皆お金を使い出しているということもあるのかもしれないですが、なんだかテレワークが進んで家で仕事をする人が増えた分、みんな外での飲み食いや人との繋がりの場に出たがっているのかもしれないです。家でこもって仕事をすると、気分転換に近所の美味しいコーヒーショップに出かけたり、夕方になると外に食事に出たくなるものですよね。僕も一日中家で仕事すると同じ感覚になるので良く気持ちがわかります。 ![]() (左)家でこもって仕事した後は、レストランで食事という気分の人が多いのでしょうか。どこのレストランも人で一杯。(右)コーヒーショップで気分転換したくなるの、良くわかります。 テレワークがすべてを解決するものではないと思います。ただ、仕事をする環境を選ぶことが自由にできる人が増えたり、住みたい場所に住んで働くことが可能になったり、家族と過ごしたり子供を育てる時間を大切にしたり、近くのコーヒーショップで地域の人と雑談したりする時間を増やしたり、テレワークはより人生を豊かにする解決策になるような気がします。また大企業がテレワークに真剣に取り組んでくれると、その下請けのフリーランスの人たちは遠隔地で仕事する(=自分の好きな環境で住み働く)という社会に一歩近づくと思ったわけです。 *神戸への移住にご興味のある方は必携! |
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