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2013.10.24

朝の碇山ラン

小泉寛明(神戸R不動産/Lusie Inc.)
 

朝の山ラン。土の感触、緑の匂い、フレッシュな空気が気持ちいい。

過去のコラムにも掲載しましたが、神戸の街の山側の住宅街からは気軽に山に登ることができるルートがあります。とは言いながらも、実際に登るとなるとそれなりの気構えが必要です。かなり頻繁に登っているような書きっぷりでしたが、無精な僕がリアルに登る機会は実は限られてしました。でもふとしたタイミングから、朝に裏山を登り始めたのですが、これが気持ち良くて最近はハマっています。


いつも夜になると神戸の街にうかびあがる碇のマーク。朝の風景はこんな感じ。碇の模様の上部からは絶景が広がる。ここがゴールで、家から30分弱でつく。

ちなみに僕らが拠点にしている北野からは幾つかルートがあります。以前紹介したのは山の茶屋に行く、どちらかというと散歩道ルート。ちなみにこのルートは最後に朝食というおまけがついているのが魅力。最近よく行くのが山のてっぺんまで登る必要がある碇山(いかりやま)ルート。このルートは結構登りがきついけど登りきったら絶景が広がります。また、あまり整備されていない自然の山を感じたいなら北野町から真北に上がっていくルート。そして北野から東に新幹線の新神戸駅の裏へ出て、朝早くから東京方面へ向かう通勤客を横目に、滝を見に行くルートなどもある。結構バラエティーがあって面白いし、その日の気分によってルートを変えられるのが気に入ってます。

ちょっとした驚きは、朝の山は静かであまり人に会わないこと。恐らく昼間や週末は一般登山客が降りてくるルートなのだと思うが、いわゆる地元の人が朝あまり登っていないということ。これだけの素晴しいトレランルートがあるのだから、少しぐらいは登っている人がいるかと思ったら、実はほとんど人に会わない。会ったかと思えば、毎日のぼっているという60歳台後半か70歳台の超人的な女性という感じ。

関東から移住して関西に来られた方で、アウトドアショップをされている方からお話を聞いたことがある。神戸の人は「神戸や、山があって海があっていい所ですよ。離れられません」とよく聞くという。そのとおりなのだが、「でも、山も海もあるのだからもっと使って遊んだらいいのに、みんな眺めるだけで、使って遊ぶ人が少ないですよね。」とのこと。おっしゃる通りだと思う。新開地にあるゲストハウスのオーナーも、神戸に来る外国人の多くは山にトレッキングしにくる人が多いと言っていました。客観的にみたら一般的な観光地よりも山の方が魅力的にみえる人もいるってことですね。


住宅街の裏山には沢山の登山ルートがある。住宅地からの登り口はこんな感じ。スタート地点はかなりの急な階段からスタート。入口付近はいつもきつい。

実は神戸の山の場合、住宅地からすぐ山になるので、トレランというよりかは登山という感じになります。ですのでスタート付近は少しハードルが高いのです。登りはトレランというよりもゼーゼー言いながら歩いて登ることになるけど、平らなゾーンでランすると気持ち良く、慣れてしまえばこのサイクルが心地良くなるのです。朝、街中でマラソンする人も多くみかけるけど、コンクリートの上を走ったり、車の騒音を聞きながら走り信号で止まったりするよりも、山の土を踏んでノンストップで、緑の匂いや鳥のさえずりなんかを聞きながら走る方がよっぽど気持ち良いと思います。


最近は神戸の偉大な企業ASICSのトレラン用シューズで。トレラン用だと滑らず良い。山の中なので蜂やイノシシも(くれぐれも気をつけてください!)。

最近の僕は、山の中を約1時間弱走り、シャワーを浴びて、珈琲を飲みながら新聞を読んで仕事スタートというペース(相変わらずさぼり性で毎日というわけではないですが)。朝の時間はとれも貴重で、考え事も整理できるし、フレッシュな脳で仕事もはかどります。神戸の魅力の一つはこれだよなと実感してます。住んでいる方も遊びに来られた方もおすすめしたいです。

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このブログについて

山と海に囲まれた街、神戸に移り住み5年。引越魔だった私が神戸に定住できたのは、この街の居心地がとても良いから。 そして神戸で会社を始めたのも、この街に住み続けられる仕事というのが大前提にあったから。居心地のわけをお伝えして参ります。

著者紹介

小泉寛明(神戸R不動産/Lusie Inc.)
小泉亜由美(神戸R不動産/Lusie Inc.)
西村周治(神戸R不動産/Lusie Inc.)
岩崎大輔(神戸R不動産/Lusie Inc.)

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