ゆらめく坪庭

なんとも可愛らしいサイズの坪庭。
大きくゆったりした和室からぼんやりと外を眺めてみると、差し込む光に照らされてゆらめく淡い緑がより一層輝いて見えました。

綺麗にリフォームされた水周り、そして趣のある個室が4つ。
ただし、築年数もそれなりなので、古さ故の不便さにも理解のある方向きのお部屋と言えそうです。1階の奥には納屋とそこにつながる小さな裏庭もあり、季節の手仕事や染め物、ものづくりなどをされる方にはとても嬉しいスペースかもしれません。

洗面所の奥に現れる日だまり。
窓の向こうにはウッドデッキのような坪バルコニーがあります。
観賞用の緑を壁に並べたり、色とりどりの小花を飾ってみたり。
日常に彩りを与えてくれる一角になりそうです。

もちろんご家族でも十分な広さですが、住居兼アトリエ/事務所や店舗としての利用も可能です。（飲食不可、業態応相談）

近くを流れる宇治川。春の桜が美しいのはもちろん、夏には山から流れるひんやりとした水に足をつけて一休みしたり、上流には蛍が飛び交うところもあるそうです。山が近く登山道もすぐそこ。神戸三宮へのアクセスだって自転車で15分といった立地にもかかわらず、自然が豊かなのも魅力です。仕事に行き詰まったり、気分転換が必要な時はいつでも気軽に自然の中へ身を置くことができます。

近年、我々もオフィスビルが並ぶ市街地から住宅地に事務所やアトリエといった拠点を移す動きに注目しており、先日当物件のある平野界隈を舞台にしたイベントHirano Hikeを開催し、そのようなテーマでトークセッションを行いました。
（イベントの概要はリンクをご覧ください。）

「事務所を一歩出ると、地域の人々の日常が広がっていて、『こんにちは。』『ただいま。』といったあいさつがすぐそばで飛び交っている。」「顔なじみの定食屋さんでは、家族の様子まで尋ねてくれる。」など、仕事が暮らしの一部であることを実感するといった話をゲストの方々から伺いながら、懐かしい雰囲気の残る路地裏に流れるほっこり優しい時間を脳裏に浮かべました。

兵庫区の山際エリアに残存する希少な築古長屋のお部屋の募集。ここでの暮らし・仕事、遊びもぜひ堪能してください。