塩屋町の突き当たり、昭和レトロの終着点。

神戸・塩屋。ただの住宅地だと思って通り過ぎた人にこそ、もう一度じっくり歩いてみてほしい場所です。駅前の小さな商店街を抜け、レトロとカルチャーがごちゃまぜになったようなまちの空気を感じながら、坂をのぼって、坂をのぼって、さらに奥へ。この物件があるのは、塩屋らしい細い道の突き当たり。

建物は築46年の木造2階建て。昭和の面影を残しつつも手入れされていて、すぐに住み始められる状態です。1階のリビングは光の入り方がとてもいい。味わいのある木の床にやさしい明るさが落ちて、思わずゴロンと昼寝したくなる。


でもこの家、ちょっとしたクセがあります。それが床の“傾き”。とはいえ、それが住みにくさに直結するほどではなくて「あぁ、長く生きてきた家なんだな」と思えるようなちょっとした揺らぎ。ただ気になる方はご注意ください。


浴室はややコンパクト。でもタイル張りのちょっとレトロな雰囲気がまたいい。お湯をためるのもあっという間だし、「風呂って、これくらいでいいのかも」と思えてくるサイズ感。


2階には個室と眺めのいいベランダ。塩屋のまちを一望できる高台ならではのロケーションです。海は見えないけど、山と屋根が折り重なる景色には、塩屋らしい懐かしさとぬくもりがあります。ここで朝のコーヒーを飲んだり、夕暮れに洗濯物を取り込んだり。そんな“なんでもない日常”がきっと特別に思えてくるはず。


ペットと一緒の暮らしやDIYは相談次第で可能。小さな工夫や手入れを重ねながら自分らしい住まいを育てていけるのもこの家の楽しみです。


あと、この物件には駐車場がありません。駅までは徒歩圏内なので車がなくても生活は可能。むしろ「車のいらない暮らし」をしたい人にはぴったりかもしれません。


必要なときだけカーシェアを使う、荷物は宅配で受け取る——そんな今の時代にフィットした塩屋らしい“ミニマルな都市生活”もこの家なら叶います。