軒先で暮らしを紡ぐ

今では少し珍しい大きなお屋敷の一角にある離れの部屋をご紹介します。幼い頃、雨をしのいで思いっきり遊んだ楽しい記憶が蘇る軒下の風景。天気のいい日には、暖かい日差しの下で編み物をしたり。目の前の美しく手入れされた植栽をのんびりと眺めてみたり。

お部屋の中はもちろんですが、わたしならきっと、この軒先がお気に入りの場所になりそうです。

ここは、平野商店街からほど近い閑静な住宅地、古く趣のある建物が多く点在する矢部町。背の低い通用戸から少し身をかがめて中に入ると、
美しい中庭と石畳のアプローチの先に、重厚感のある黒壁の母家が迎えてくれます。その母家を囲むようにして建つ平屋の離れ。全部で４部屋あるうちの３部屋がメンテナンスを終え、新たな住人を募集します。1Rのコンパクトなつくりですが、水回りも整っているので住居として、あるいはアトリエとして使っても良さそうです。基本的には女性専用で入居者のみ出入りしていただける方の募集となります。（応相談）

塀に囲まれ外界から隔たりがある空間は、静かで落ち着いた空気が流れています。慌ただしく流れる時間や市街地の騒がしさから逃れ、静かな環境を求める方にぴったりです。

少し歩いて行った先の空き地には、ちょっとした家庭菜園を楽しめる畑スペースがあり、平屋に入居された方々はこちらの利用もご相談可能だそうです。

仕事や作業の合間に土に触れたり、収穫した野菜をお裾分けしたり。
大家さんや他の入居者の方とたわいもない会話やあいさつを交わす日常。この小さな軒先のスペースには、暮らしを豊かにする温かい何かがたくさん詰まっていそうです。


※募集対象のお部屋は、図面のB・C（和室B，洋間C）のお部屋です。和室Bは入居が決まり次第、畳の表替えを予定しています。そのまま現状としてアトリエ利用される場合など、用途によって賃料交渉可能です。洋室（C)は内装の張替えが済んでおり、即入居いただけます。