崖っぷちの展望台

六甲山頂、崖地に立つ廃屋店舗。年月を重ね、外観は荒れ果て、風雨にさらされた姿は一歩間違えば崩れ落ちそう。

でも、見てください、この眺めだけは別格。山から海まで広がる絶景は、まるで展望台のよう。視界を遮るものは何もなく、視線の先には海と空が広がります。

鉄骨の骨組みに木造の梁がむき出しになっていて、時間の流れが感じられるその佇まいに、どこか魅了されます。改修費用を想像するだけで恐ろしいですが、この場所が持つ可能性に心が惹かれてしまいます。

外壁は崩れ、ガラスは割れ、床も抜けかけていて危うい状態。まさに“今すぐ手を付けなければ”という状態ですが、どう蘇らせるかに心躍ってしまいます。ロードサイドで視認性も良く、立地の利点も大きいです。

ただし、崖地に建つこの物件は土砂災害警戒区域（急傾斜地）に該当しており、安全確保のための地盤調査実施を募集要件とします。また、土砂災害対策工事や建物改修工事には多額の費用を要しますので、その点も注意です。

非常にチャレンジングな物件ですが、その分、どんな形で生まれ変わらせるか、想像するだけでワクワクします。