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2011.10.24

進む神戸への移住 - 北野のススメ -

小泉寛明(神戸R不動産/Lusie Inc.)
 

神戸R不動産が始動して約半年。様々なお客様や、個性豊かな物件との出会いがありました。ちょっとした驚きは、思った以上にも関東から移住される方、検討されている方が多いこと。ご成約頂いた方の半数以上は関東圏から神戸へ移住された方々です。その中の多くの方々が「家族」での移住であることが一つの特徴です。ポスト震災後の社会の動き、福島原発の動向などが微妙に影響しつつ、「家族」が充実して楽しく住める場所を探される中で、「神戸はいいかも?」ということになっているような気がします。

神戸の中心部・北側は北野と呼ばれ、古くは外国人が多く住んだ町です。今でもその名残で観光地として有名ですが、今も昔も北野は住宅街です。首都圏からの移住を考えた場合、長い昔から外の人々を受け入れてきたこの町は、いま一つの選択肢ではないかと思っています。仕事とプライベート(家族)のバランス調整は人生の重要な舵取り。このバランスの取り方は人によって違うでしょうが、ある意味、北野は絶妙な場所だと思っています。


北野の風景。昔から外の人々を受け入れてきました。

神戸R不動産で神戸へ移住された方の多くは、何らかのプロとして「技能」を確立されており、どこでも仕事が出来る職業をお持ちの方がほとんどです。そのような方々にとって、仕事面を考えた時、東京や地方都市へのアクセスは気になるものです。北野は新幹線の新神戸駅から至近距離。東京までは家から3時間弱で着きます。また、神戸空港からは、羽田へ1時間強で着きますし、神戸空港は車の駐車場が当日限り無料なので、車を空港に停めておいても駐車場代がかかりません(タクシーで行っても20分程度)。街中の移動は、徒歩か自転車で十分。坂が急な場所もあるので疲れた時は、時にはタクシーに乗ってもワンメーター強で移動できてしまう。そんなコンパクトな街なのです。そんなアクセスの良さやコンパクト感を気にいって頂いています。


神戸の街はコンパクト。街中は徒歩で十分。交通アクセスも便利です。(画像をクリックすると拡大してご覧いただけます)
神戸学校事情

神戸へ移住された方のほとんどは、お子さんがいらっしゃる家族単位での移住です。家族で住む場所を考えた場合、最も気になるところは学校環境かと思います。北野に住んだ場合の学校事情はどうでしょう?

学校の良い悪いの評価は個人の価値観が入ってくるので一概には言えませんが、北野付近は、両親のどちらかが外国人という世帯も珍しくありません。インド系、欧米系、華僑系、ユダヤ系などなどあげればキリがないですが、多種多様な国のファミリーが住んでいます。「生まれも育ちの北野」という何世代にもわたる外国人ファミリーも多いです(外国から来られて神戸が気に入ったのでしょうか)。


インターナショナルスクールや、中華同文学校も。バラエティー豊かな学校が近くに沢山あります。(画像をクリックすると拡大してご覧いただけます)

ですのでその子供達も多種多様です。地元の公立小学校では、多国籍な雰囲気の子供達がランドセルを背負って登下校しています。日本に一時的に居住するためにアメリカンスクール的な学校に通う子供達もいますが、神戸では比較的公立小学校にも外国人の子供達が通っているという環境です。子供には多種多様な価値観を知り、自由に色々な考えを吸収して育ってほしいと考える親御さんにとっては、うってつけの環境ではないでしょうか。大都会の都心部と違って、昔から神戸が家族に人気なのは、様々な学校が充実しているからとも言えます。

神戸スーパー事情

家での食事は、家族にとって一番重要なことかもしれません。どこかの街に住んだ場合、駅の近くに2~3件のスーパーがあれば良しという環境ではないでしょうか?でも北野の場合は、自転車などで足を伸ばしていけるところを含めると、かなりの数、そしてバラエティーに富んだ食品店に行けます。旨い肉が食べたい時はこの市場のこの肉屋、明石からの魚はこの魚屋、淡路島からの野菜はこちら、珍しい中華食材が手に入る中華スーパー、インドスパイスが安い店、百貨店のデパ地下、珍味まで揃う高級スーパー、普段使いの庶民的なスーパー、パン屋も多くあり、料理に凝る方も手抜きしたい方も満足できるお店や売り場が、自転車に乗っていける距離にあるのです。


家での時間が中心に。飲みに行くにも家から歩いてすぐ。食材も色んなスーパーで調達できます。(画像をクリックすると拡大してご覧いただけます)

こだわりの食事を、と言っても食材が偏りがちだと飽きてしまいますし、毎日外食もつまらないでしょう。でもここは、外食をそそられる環境と、旨いものが手に入り料理をして家族で良い食卓が囲める環境が絶妙のバランスで混在しているのです。そして職場と家が極めて近い距離にあるこの街では、家でご飯を食べてから飲みにいく、もしくはご飯の前に軽く飲みにいくなどの行動も簡単です。家での時間を中心に生活できる街なのです。

神戸の裏山事情

以前のコラムでも紹介しましたが、神戸に住んでしまうと離れられなくなる理由は、裏山からの風とフレッシュな空気があることです。自宅の裏山から登山が出来たり、街中に公園や緑も多く、いつも自然を近くに感じる場所です。家の裏から、六甲山の牧場に行って、山越えをして有馬温泉に入るなんてこともできます。徒歩20分ほどで山の茶屋さんにもいけたり、思い立ったらスグにアウトドアを楽しめる環境は日々の生活にも心にも新鮮な豊かさを与えてくれます。


この山の景色と、吹いてくる風になごみます。
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このブログについて

山と海に囲まれた街、神戸に移り住み5年。引越魔だった私が神戸に定住できたのは、この街の居心地がとても良いから。 そして神戸で会社を始めたのも、この街に住み続けられる仕事というのが大前提にあったから。居心地のわけをお伝えして参ります。

著者紹介

小泉寛明(神戸R不動産/Lusie Inc.)
小泉亜由美(神戸R不動産/Lusie Inc.)
西村周治(神戸R不動産/Lusie Inc.)
岩崎大輔(神戸R不動産/Lusie Inc.)

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