ギャップ萌え団地

ここは神戸市垂水区・狩口台の高台にある団地の一室。階段を5階までのぼる。少し息が上がったころ、バルコニーに出るとその先に淡路島、そして明石海峡大橋が浮かぶように見える。思わず「おお！」と小さく声が漏れるような海と橋ビュー。


室内は白を基調としたミニマルなリノベーションが施されています。団地というよりもどこか海外の部屋のような印象。床も壁も天井もモノトーンでまとめられていて、まるでインテリア雑誌の1ページのような空気感。でもどこか冷たすぎず、やわらかく光を受けとめてくれるような質感があります。


印象的なのは、剥き出しのコンクリート壁に白い塗装が施されたリビング。素材のざらつきを感じる壁の表情。ミニマルな家具もそうですがこの空間にハマる家具を揃えたくなります。天井にはフラットアイアンバー。日本家屋の「鴨居」をオマージュしたような存在で、空間にリズムとラインを生んでいます。洗濯物を干すにもよし、植物を吊るすもよし。暮らしの工夫が生きてくる仕掛け。


水まわりにも手が入っていて、サニタリーは壁をとっぱらった開放的な仕様。シャワー、洗面、トイレがひと続きになったその構成は合理的で美しい。個人的には浴室の白いタイルが好み。間取りはコンパクトな1LDK。1〜2人向け、小さなお子様がいるファミリーでも使えそうです。


アクセスも大きなポイント。JR朝霧駅まで徒歩12分。神戸方面への通勤圏内で、電車に乗れば三宮までおよそ25分。駅の南側には大蔵海岸が広がり、夏には海風がふわっと通り抜ける。
明石市との市境に近く、漁港、商店街、魚の棚など、明石の食文化圏に触れながら暮らせるのも魅力。ちょっと散歩がてら歩いたり、自転車なんかで魚の棚へ。おいしい魚が手に入る日常は、やっぱり豊か。物件周辺にも美味しいイタリアンやタイ料理店、オーガニックなスーパーがあったりと楽しみがあるエリア。


古い団地の最上階だけど中身はスタイリッシュな空間、というギャップがたまりません。さらに眺望つき。ギャップ萌えしまくりな物件だと思います。

※家具などの画像内の動産は付属しません。