通り土間がすばらしい
石と土と木でできた伝統建築、大正時代から続いていた元畳屋さんの住居件作業場。経年による傷みも多いものの、歴史が積み重なって出てくる雰囲気や美しい建具、格子にうっとりしてしまいました。
玄関部分と畳屋さんの作業場をつなぐ通り土間も広くて最高、作業場を駐車スペースにも使えます(2台程度は入りそうな広さ)。当物件の向かいにある駐車場用建物もセットで、こちらは1台駐車可能です。
居宅と作業場部分は雨漏れによる傷みや腐食が大きいため、2階の床一部や1階の床や壁、水回りなど部分的に撤去済み(これはこれで剥き出し感がかっこいい)ですが、屋根も含め補修費用はそれなりにかかります。全て直してしまうのももちろんいいのですが、一部減築を行うことでさらに駐車スペースを作ることもできます。蔵や坪庭もあり、個人的には補修ができた際はめちゃくちゃ良くなるイメージしか湧きません。天窓(要補修)から差し込む光もまたいいので現地でぜひ体感してほしい。
当物件の周辺は古民家や長屋が残る風情あるエリア。近隣には古民家を改修したカフェやコーヒーショップが増えており、当物件の向かいにも雰囲気の良いコーヒーショップがあります。物件の用途は事業利用で考えた方がよさそうです。もちろん住みながら事業を行うのもよし。業種はベーカリーやクラフトビール工房なんかは近隣の人や町の散策に来た人に喜ばれそう。他にもゲストハウスも近隣にないので良い気もします。
高砂市は加古川市と姫路市の間の海側に位置し、海側には企業の工場が立ち並んでいる町。高砂駅から本町通りを南へとことこ歩いて行くと材木町や魚町、猟師町に狩網町といった加古川の河口付近の海際で栄えた職業の町名が続きます。海と川が近いことから江戸時代から舟運をベースにした物資の集散地や海運の要衛、藩の拠点として栄えていたとのこと。周辺を散策していると蔵のある建物や長屋、木造の洋館など趣のある建物がまだまだ残っている感じです。
密かに盛り上がりを感じるエリアのキーとなり得る当物件、良い人と巡り会えるのを期待してしまいます。
お気に入り
- 価格
- 2,180万円
- 建物面積
- 258㎡
- 管理費
- なし
- 修繕積立金
- なし
- 所在地
- 高砂市高砂町田町
- 交通
- 山陽電鉄「高砂」駅 徒歩15分
- 建物構造
- 木造 2階建て
- 所在階
- 築年
- 土地権利
- 所有権
- 敷地面積
- 306.29㎡
- 都市計画
- 市街化区域
- 用途地域
- 近隣商業地域
- 建蔽率/容積率
- その他費用
- 設備
- 関西電力/公共上下水/都市ガス
- 備考
- ペット可/地目:宅地/私道負担:無/総戸数:1戸/現況:空室/引渡時期:相談/北側、東側公道に接道/駐車場72.71㎡/付属土地建物:別途近隣の土地34.44㎡、駐車場建物32.39㎡/駐車場あり/住居兼事務所可/1階・路面/収益物件/飲食店可
- 取引態様
- 媒介
情報修正日時:2022年5月22日
情報更新予定日:2025年2月13日
※掲載の情報が現状と異なる場合には、現状を優先するものとします。
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