紡ぐストーリー

ダイナミックな海や山の景色もいいけど、ネコがひなたぼっこしている階段の坂道を行き、細長い雑木林をくぐり抜けると不意に海が現れるようなストーリーのある土地にひかれてしまうこともある。

塩屋ならではの魅力がつまった土地だけど、本物件の手前には急坂と階段のある道のりが待ち受ける。車は入れないし駐車場の設置も困難。でも、だからこそ出会える風景がそこにはある。

決して使い勝手のよい土地とは言えないが、ここに家を建てたら心揺さぶられる瞬間がたくさんあるだろう。

北側と東側は山。人の手が入っていない美しい雑木林が覆い被さってくるので、借景の窓を造ってみたくなる。

南側と西側には民家があるが、南側は一段落ちたところに家が建っているので、冒頭写真のような海が望める。2階建の家なら海が一望。屋上を造ったら展望台から海と山を眺めているような景色が広がるにちがいない。

出かけようと門を出ると、隣家の狭間から海が見え、メイン通りの坂道を下る時は波立つ海と明石海峡大橋が待っている。

四季や天気によっていろんなストーリーが生まれそうな土地。心に刻まれる風景はかけがえのないものになると思います。