六甲の森とせせらぎに包まれて -古家付土地-

山には住めないけど、山のような環境を手にいれたい。そんな方に必見！苦楽園の坂の上の上、六甲山に手が届きそうな住宅地の端っこにオアシスのような場所を見つけました。

撮影したのは紅葉シーズン。手つかずの森には驚くほど色とりどりの木々が賑わいを醸し出してました。そして、眼下には川のせせらぎが。チョロチョロ聴こえる水の音に癒されます。そして、六甲おろしが吹き、いつも新鮮な空気に包まれています。

住宅地にあって、山小屋に来たような感覚。

苦楽園界隈でこんなロケーションって意外と少ないんですよね。人の手が入っていて木々が味気なかったり、山肌が急斜面で川とのレベル差がなく危険を感じたり、湿気が溜まりやすい地形でカビや蚊、虫が気になったり・・・そんな心配が割と少ない土地だったりします。

現状は擁壁もコンディションが良く、陽当たりも良い印象。ぐるり庭に砕石が敷かれているので湿気溜まりも少なく、蚊の繁殖もある程度抑えられているかと。もちろん、土を入れて庭や菜園づくりを楽しむのもいいですね。

古家付土地での売出で建物図面はありませんが、建物もレトロなディテールや木の質感が良く、正直あまり傷んでないので良いところを残しながらリフォームして住んでもらいたい気がします。水廻りも特段汚れていないので掃除してそのままでも住むことは可能。

ちなみに、前面道路はかなりの急坂です。慣れるまでは車の出し入れもちょっと怖さを感じるかもしれませんが、ご年配の方でも車庫入れができているので慣れれば大丈夫かと。

あと、土地の形状が旗竿地で、前面道路から細長い通路（現状は駐車場利用）が伸び、階段を下って奥に家の建つ土地が広がっています。

ただ、こんな土地だからこそ得難い環境が手に入るのも事実。なので、一般的な不動産評価の目線ではなく、実態と環境で物件選びをする方向きと言えます。

もちろん建替え用地としての検討も可能。但し、新築時の工事車輛規制や搬入・搬出手間増などはあるかもしれません。

ここなら山に住まなくてもいいと思えそうですね。