【クラウドファンディング!】神戸の街で仕事して7年になります。これまで知り合った魅力的な人や小さなビジネスのオーナーさんたち。みんなに共通していた「顔の見える付き合い」「自分でつくる」「買うのは知り合いから」というごく自然な考え方が、これからのローカル経済の主体になれば。そう考えて、有志メンバーと一緒に考えをまとめた本を製作しています。
表紙イメージ(仮の表紙案です)*画像をクリックするとクラウドファンディング募集ページに飛びます。 本をつくることから、ローカル経済を変えていきたい
神戸R不動産の代表しております小泉寛明と申します。「神戸R不動産」という不動産サイトの運営を丸7年、EAT LOCAL KOBE FARMERS MARKETという朝市の運営を行って丸4年、FARMSTANDという野菜販売店兼カフェやKITANOMADというシェアオフィスを運営して丸1年になります。
神戸R不動産を始めたきっかけは、「大事に使われてきた古くて趣のある建物はなぜ簡単に壊されてしまうのか」という疑問からでした。FARMERS MARKETの運営を行ったきっかけのひとつに、「神戸には野菜をたくさん育てている農家が多くいるのに、なぜ神戸市内で買えないのか」という疑問を解きたいと思ったからでした。
なぜ、近くの人からものを買わなくなったのか、なぜ、古いものを大事にしなくなったのか。それを思い返すと、僕たちのお金の使い方、つまり経済概念そのものがそうさせていると考えるようになりました。
そしてこの度は個人として近くにいる有志の方々(「神戸から顔の見える経済をつくる会」という小さな会を結成)と一緒に僕たちのまわりの人たちの経済の考え方を整理し、本にしてみようと動いています。タイトルはそのものズバリ、『ローカルエコノミーのつくり方』。
僕たちは、本をつくることを通じて、ローカル経済の仕組みを変えていくきっかけをつくりたい。そう考えています。
左から、僕と神戸R不動産の主要メンバー西村、岩崎。 自分たちでローカル地産地消経済をつくる
内容を簡単にまとめてお話しすると、僕たちのお金の使い方や経済概念を変化させることにより、ローカル(自分たちが住み働くエリア)が主体の経済をつくっていこうということです。
安くものを買うより知っている人から買う、大量に安く作るよりも自分で作る、大量に顔の見えない相手と取引するよりも顔の見える人と細く長く続く取引する。つまりローカル地産地消経済とは、莫大な稼ぎはないが細く長く続いていける経済のことです。
僕たちはそろそろグローバル経済という魔法の杖のような言葉に頼らず、自分たちでモノを作り、自分たちで支え合い、自分たちに還流する経済を自分たちで創らなければ、自分たちの住む街が面白くなくなってしまうのではないかと思っています。
逆に言うと、面白い人が集まる街にしたければ、自分たちで仕事を育て、ローカル経済を育てていかなければならないと思うわけです。
EAT LOCAL KOBE FARMERS MARKETの終礼でのひとこま。 数年間続いている灘高架下フェスでのひとこま。 同じ想いを持つ、全国各地のみなさんへ
僕たちが神戸で起業して約7年。僕らもまわりの会社でも、少しつづ連携するメンバーが増えたり、若い人の雇用を生み始めています。神戸の周辺全体を見渡しても、始めは1人や2人だった事業者が複数人雇用したり、コミュニティーのメンバーが増えたり、その発信力が増えているように感じます。
こうした事業者が、顔のみえる経済を作り出す連鎖を生み出し、地方都市に若い人材が集まる「面白い!」と思える仕事を作り出せれば、自ずと地方都市の経済は自立し、楽しい街になっていくのではないかと推測しています。
こうした連鎖を作り出す環境作りこそ、支援頂いた資金をもとに行っていきたいことです。僕たちは神戸にいるので神戸から始めますが、他の地域でも同じことを思っている方々がたくさんいると思います。そうした思いを持っておられる方々にも教えてもらったり、我々の動きをシェアしたり、一緒に考えていければ嬉しいです。
ご協力よろしくお願いします!
クラウドファンディングサイト「MotionGallery」では、もう少し詳しく思いの丈を綴っていますので、ぜひご覧ください。
本づくりから始めるローカル経済のリ・ビルディング。『ローカルエコノミーのつくり方』、ご支援をお願いします!!(MotionGallery 2019年5月27日まで)